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今の時代のベンチャー企業だからこそ考えるべき、CSR活動。

2014年7月31日 at 08:31

デザイン事務所として、どうして社会活動のような事をしているのかという事を聞かれたりする事があるので、少しお話しておきたいと思い今この記事を書いています。最近は環境問題の話や、日本は原発問題も抱えていて今後に不安を感じている方も沢山見えると思います。
 
僕も毎日ニュースを見ては色々な不安を感じたり、どうしたら良いのかと考えない日はないです。
起業してもうすぐ3年が経ちます。僕が起業する際に一つ考えていた事が今日のテーマのCSR活動についてです。
 
僕は今まで数社の企業に勤務して、色々な仕事をしていました。
その中でも「財務や会計」の仕事や「デザインや広報」の仕事のキャリアが一番長いです。一見関係無さそうなこの2つですが実はとても関係があって、クリエイティブとキャッシュフローについては、会社の中でも意見が分かれるといいますか、僕の実体験から少しお話したいと思います。
 
広報の立場で会社にCSR活動について提案した際に、よく色々な方に言われていた事は
 
・それは企業にとってどんなメリットがあるんだ?
・それを投資して幾ら儲かるのか?
 
でした。僕はこの話は議論をしても仕方ない事だなといつも思っていました。
 
そもそもCSR活動(corporate social responsibility/企業の社会的責任)は投資の話ではなく、
企業としてどうやって「社会的義務負うか」だからです。社会には権利と義務があり、例えば納税は社会的な義務です。
税金の無駄遣いが多いと言われていますが、実際に職員(公務員)がいい思いをしているかというと、決してそうではないと思います。
 
大勢の人からお金を集めて社会のインフラを作るという事には莫大なマンパワーとコストが掛かります。企業は本来企業として考えないといけない「社会的義務」について、現在企業は納税という行為で国や地方に一任している状態です。使われ方を監視する事は非常に重要だと思います。でも、使い方に対して「ダメ出し」だけをする事が、今の停滞する日本を作っているのではないかと考えました。今の状態はただの後だしジャンケンです。
 
だからこそ僕らは後だしジャンケンをすることを辞めて、企業としてCSR活動を行い、現代社会の課題に直接アプローチしたいと考えています。
 
 
CSR活動
 
今、本業のデザインワークから派生して色々なプロジェクトを行っていますが、確かにコストが掛かっています。収支で言うとマイナスです。でもここで重要なのは「投資」ではなく、「企業として社会的責任を負う」ことを考えているので、それ自体は問題としていません。
 
会計学では「セールスミックス」という考え方があります。簡単に話すと、
商品は個別に見ると利益率は全部違います。これを単体の利益率だけで見てしまうのではなく、全体として捉えるという考え方です。例えば回転寿司がセールスミックスという概念を無くして、個別の利益率だけを考えて商品構成を考えると、主にカッパ巻きばかり回るのではないかと推測されます。でもそれが企業全体の利益に繋がるのかというと、考えるまでもありません。
 
企業活動でも考えても同じ事が言えると思います。
 
納税も社会を支えるためにとても重要なことと言う前提ですが、僕たちベンチャー企業はもっと自分が興味があることをCSRの名のもとに支援してもいいのではないでしょうか?
 
実際にCSR活動をすることで、色々な方と出会うきっかけになったり、知見が深まるきっかけになるし、いい事がたくさんあります。そこから本業のクライアント様として一緒に活動するようになることもあります。ベンチャー企業はまず認知してもらうことがとても大変です。CSR活動をしていると認知度を上げるきっかけにもなると思います。
 
利益を出して経済を回すことは今まで言われていましたが、その利益を経済を回す事から社会を回すことにパラダイムシフトしていくことが、これからの未来を作ると思います。新たに起業した僕たちは、そうした未来のことまで考えていかないといけないんだと、そう考えています。