恒例の京都巡りへ行ってきました

去年もこの時期に行っていた京都のお参り、今年も例年通り行くことが出来ました。
 
伏見稲荷や上賀茂神社、下鴨神社、そして今年は初めて縁切り神社で有名な安井金比羅宮へ。
去年伏見稲荷に行ったとき、これから一年仕事が楽しく出来るといいなぁと思っていました。三年続けられたらもう大丈夫とか言われるけど、常にレギュラーで仕事が保証されているわけではないし、大丈夫だなんてそんなこと一度も思ったことありません。先輩に会うと「どうやったら続けられますか?」とか、「不安はありませんか?」とか、面倒な質問をよくするのですが、みんなどうなるか分からない不安はどこかにもって仕事をしています。その話を聞いて、僕も最近やっとそういう意味の開き直りが出来るようになりました。
 
先日、元々いた会社の同僚にロフトの前で偶然に会って立ち話をしました。本当はもうちょっと長く会社に残るつもりだったけど、震災を期に何かをしないとという思いが込み上げて来て、一年前倒しで退職してからもう3年以上たちます。
最近忙しい?と気にかけてもらえるとやっぱりちょっと嬉しい気持ちになります。独立って怖いものだと思われているけど、やっぱり怖いです。三年続けてもやっぱり怖いです。
 
独立当時、色々と顔を出さないといけないと思い、良くイベントに出たりもしていたのですが、今思うと変だなと思う起業家がたくさんいました。何だかコラボレーションしようとか、一緒に色々やろうとか、お金稼ごうとかそういう話をたくさん聞きました。でもどれも全然ピンと来ませんでした。
そういえばあの人たちって、いま何をしているんだろう?
 
思うに、頭に思い浮かぶあの人たちは「独立」がゴールだったんだと思います。でも、当たり前だけど本当はそれではいけないんだと思います。その人たちは集客してどうやってもうけるのかを考えていたけど、「術」を持ち合わせていませんでした。人脈だけで仕事をしようとしていました。
 
今日のお昼間にホームページの打ち合わせに行きました。
その会社さんはとてもいい仕事をされるんだろうなと、仕事場や人を見てすぐに分かりました。そこの会社の役員さんが「今でも大手のクライアントさんと仕事をしているけど、ホームページも無い会社と取引するのは、企業の調達担当の人の立場を考えると大変だと思う。だからホームページが必要なんだ。」と話していました。他にも「いつも口で説明してばかりで、見せる物が無くて心配してお客さんが見に来る。見に来ると絶対大丈夫だと言ってくれるけど、そんなことばかりしていたら申し訳ない。」と言っていました。
 
企業って集客はもちろん大事だけど、その前にサービスとか、技術とか、そういう貢献できる術がないとそもそも存在価値がないと思います。それがあって初めてお客さんの役に立てると思っています。
どうやらITが生活の中に浸透してきた現代では「繋がる」だけでは意味が無いようです。
 
「弱い物を守る為に力が必要で、傷つけるためのものでは無い。」
 
子供の頃、少林寺を習っていた時に聞いた言葉ですが、その話と同じだなぁと書きながら今になって気がつきました。そう考えるとITが発達して、よりモノゴトは本質的な部分に向かっているようです。
気持ちだけでは守れない。理念だけでは守れない。術が無ければ守れない。だから企業は色々な「術」が必要なんだと思います。
 
何だか京都に行きながら考えていたことを書いていたら、写真とまったく関係ない文章になってしまいました。
おかげさまで色々とお話を頂きながら何とかやっている毎日ですが、これからもっと頑張って行こうと思える一日になりました。
これからもっとペースアップして頑張ります!
 
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