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小さな食堂をなぜ続けているのか

2015年4月3日 at 11:14

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先週の金、土に納屋橋で開かれた「納屋橋夜イチ」に、小さな食堂として出店させて頂きました。
今思えば、デザイン事務所として3月末にイベント出店するのはとても危険な気がしますが、色々な方にご協力いただき何とか無事に終わることが出来ました。
とても楽しい時間で、普段なかなか会えないたくさんの方々に来て頂き本当に嬉しかったです。

さて、今日は少しデザイン事務所が行うフードデザインについて書いてみようと思います。
食に関わるプロジェクトを取りまとめている「小さな食堂」。始まったのはおよそ10年前、元々は僕を含めた高校の同級生3人でスタートしました。

スタート時、僕は食品会社のデザイナーで、同級生の女の子2人のうち1人は会社の事務職、もう1人はファッションモデルでした。みんなそれぞれ違うことをしているけど、休みの日に集まって「何か」をすることで充実したライフスタイルを送れるんだということを、みんなに伝えたいという想いがありました。

当時25歳くらい、方向性にも悩み何かをしなければという想いだけが先攻していた毎日だった気がします。デザイナーとしてもキャリアも全然無く、もっと活躍したいという想いもたくさんありました。そんな中「小さな食堂」は僕らの足りない想いを補ってくれる丁度いい集まりだったのかなと、今となれば思います。

自分たちのために始まったプロジェクトも、数をこなして行くうちにもっと良くしていきたいと思うようになりました。
ユニフォームを決めたり、器にこだわるようになり、イベントの音楽を編集するようになり、食材にもこだわるようになり、そうして行くうちにどんどん想いは大きくなり、いつしか「生産者の応援をしたい。一次産業の手助けをしたい」という気持ちが芽生えていました。

食べることは人にとってとても大切です。「美味しい」は食材だけでは作ることは出来ません。そこに関わる仲間や、雰囲気や、音や、匂いや、想い。たくさんの環境があって初めて「美味しい」を作ることが出来る。僕らはその環境を「デザイン」することがこのプロジェクトの役割だと思っています。

「なんでデザイン事務所が料理を作るの?」何度も聞かれました。ただ楽しいからやっていると誤解されていることもあると思います。中途半端だと思われることもあると思います。でもそれを真っ正面から全部受け止めてでも、やることに価値があるプロジェクトです。色々なプロジェクトの中の大切な一つです。

高杉アトリエはデザインをする会社です。でもデザインの枠を決めないことを決めています。
真面目なウェブデザインもしますし、雰囲気を重視するグラフィックデザインも、写真も撮ります。屋台もやります。フライパンも振ります。

色々な課題や問題を解決する手段をこれからも探し続けて、世の中にとって「良い」ことにチャレンジしていきたいなと思います。

話がそれましたが、今回の夜イチの屋台では「八風農園」の自然栽培のジャガイモを使ったフライドポテト専門店を行いました。明石からわざわざ友達も駆けつけてくれて嬉しかったです。とてもいい2日間でした。

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