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デザイン事務所がイベントに出る理由

2015年9月29日 at 08:18

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最近よく考えている、「この先の生き方について」というテーマ。
デザイン事務所を興している身として、どの様な方向性で、どのような仕事をして生きて行くのかは常々考えていますが、色々と考えた末に必要と思えばなんでも参加しようと考えています。
 
先日、中津川で開かれた「SOLOR武道館2015」にサコマ食堂さんと大栄軒製パン所さんと共同で飲食ブースを出店しました。
もともと出てみたいと思った理由は、このイベント自体が環境問題について考えるきっかけになるイベントだと思った事。そして、普通に生活をしていると社会の複雑な仕組みの中で、一つのパーツを担っているイメージがあって、何となくシンプルに「ものを作って売る」という一連の作業をやりたいと思ったこの2点です。
 
デザイン事務所は、お客様に「●●した方が良いですよ」とアドバイスする側の人間ですが、自分でそれをやるのは難しいことです。ウェブサイトを作っている会社のウェブサイトがきちんとしていなくて、運用もされていなかったら説得力が無くなってしまいます。だからアトリエではウェブサイトの運用は業務の一つでもあり、宣伝ツールでもあり、日々のアウトプットの場でもあります。
21世紀に入り情報革命が起こり、個々が直接繋がる機会が増えました。今までハブとなっていた役割がどんどん必要無くなってきています。実際に建築の世界ではコンストラクションマネジメントという分離発注の考え方があり、同じようにデザイン業界でもコンストラクションマネジメントの発想が活発になってくると予想しています。ITの発達で情報がデータベース化され、誰でも活用できる方向に進んでいるので、そういう情報を有利に活用していくことで末端のクライアントにメリットが発生して、実際に作業している人に正当なフィーが払われる。こうした方向に進むことはおそらく止める事は出来ません。
ブラックボックスになっていた部分を開いて新たな方向に向かって行き、それによりメリットデメリットなどが発生して、今までのパワーバランスが崩れたりする事も予想できます。そうした中でこの社会の流れに置いてどんなポジションで仕事をしているのかを自分自身でイメージして変化していくことが、これからのデザイン事務所には求められているのかも知れません。
 
産業革命が起きた200年前。約100年前から飛んでいる飛行機。現代ではスマートフォンが数々の役割を担う。200年前にこんな世の中を想像出来た人は居たのか分かりませんが、その頃と今の常識は明らかに違います。200年で常識が変わってしまう世の中。やっぱりあまり「今まで●●だった」ということは言わない方が良いのかなと考えています。今までとは違う、新たなニーズを的確にとらえる為に何にでもチャレンジすることがデザイン事務所として大切だと感じています。
 
写真だけ見るとただのイベント出店に見えると思いますが、デザイン事務所がカフェと共同で社会活動を行う。環境について考える活動に賛同する。その中から自分自身が体験したモノコトを更にクライアントにフィードバックする。そうする事で新しい価値が生まれたり、クライアントと僕らの心情をお互いに共有することが出来るようになり、今までと違う問題点や課題点の解決方法を見つける事を目的としている新しい流れです。
 
世の中にはそうした小さな変化がたくさん起こっているはずです。そうした変化にも敏感に反応しながら、ニーズを的確に捉える事が出来るようになっていきたいと考えています。
 
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