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変化に強いデザイン事務所を目指す

2017年5月2日 at 09:24

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最近は地方移住をテーマにしたコンテンツがたくさん登場して、田舎暮らしが憧れのようになっている。
なんだかSNSを見ていると「地方、自然派、伝統工芸」などに関わっていないといけないような強迫観念も感じたりして、お金を動かしてムーブメントを作っていくというのはこういうことなのかと、とても感心を持ちながら毎日を過ごしています。
 
地方創生の役割はいろいろなところで言われていますが、都心の一極集中を緩和したり、地方の雇用を作ったり、地方で安心して暮らせる仕組みを作ったりということですが、実際に田舎暮らしというのは、仕事がないとやっていけなくて、もともと地方から都会へ出たのは「出稼ぎ」の意味合いが強かったと思います。
 
そんなことをいろいろ考えながら、地方で仕事をするにしても都会とのコネクションを持ったほうがいいなと思って仕組みづくりをしています。名古屋という場所は、実は東京も大阪も福岡も北海道も割と簡単に出かけられるという便利さがあって、活動するにはとても魅力的です。ただ、僕自身は三重県でアトリエを作っている最中で、それ自体は家族のこととかいろいろあるのですが、いかに固定費がかからずに自由に活動できるかを模索しています。
 
賃借料を払うよりも、古民家を買い上げて、デザイン制作、食品加工、飲食業、農業という未来の活動に投資することの方が楽しそうだと思っています。資本がないといろいろとできない世の中ですが、まだ価値の低い資本を自分たちの力で価値を上げていくことも、資本を増やす一つの方法です。今はそういうことにとても興味があります。
 
変化に強い事務所にするためには、小さい事務所でも多様性が必要だと思います。デザイン業界でも写植や製版を担当していた会社がDTPの普及で一気に廃れてしまいました。SEOが大切と言われていたウェブコンテンツはインスタグラムなどのリアルタイム検索に押されつつあります。
 
「いろいろやりすぎているから絞った方がいいよ」と言われます。でもはっきり言ってそれだけではやっていけないと思います。任天堂は花札、DHCは大学翻訳センター、言い出すとキリがないくらい、創業当時のままの業務を変わらず続けている老舗は少ないんだと思います。大きな会社でも変わらないといけないのに、フットワークが軽い小さい会社から変わっていく力を取ってしまったら、なんにも残らない。
 
メインのデザイン業務を安定してやっていくためにも、そのほかの仕事が大切で、その相乗効果で仕事を継続させていきたいと思っています。