コミュニティーを作り、生業を作りたい。

嬉野のアトリエ
 
昨日、三重県の山里を訪れました。
取材に行ってからいいなぁと思っていた理想の郷があるのですが、そこに家族のための拠点が出来る事になりました。見学に行ってから決まるまで約1ヶ月。とても早い決断と実行でした。
 
この仕事を始めてからずっと、田舎との関わりをもっと増やしたいと思って活動をしてきました。でも、どうしてそう思うのかと考えたら、やっぱり幼少期に過ごした青森のリンゴ畑のイメージが忘れられないんだろうなと感じています。
 
祖父は青森でリンゴ農家を営んでいました。リンゴ農園の中に家が建っていて、家の周りではウド、三つ葉、ミョウガ、アスパラガス、リンゴ、梨、グミ、ふき、ドクダミ、他にもたくさんの野草がはえているような、そんな環境でした。家の裏で野うさぎを追いかけたこともあります。この新しい家族の拠点になる場所も家の周りには畑があり、鹿の糞が落ちているような環境です。何だか青森と似ています。
 
ここに来てから想いが強くなったのですが、すぐに出来る事ではないですが、これからここで村作りが出来たら良いなぁと思っています。
 
この村は私たちを含めて5件しか人が住んでいませんが、奇跡的に子供がたくさんいて、若い人も割と住んでいてとてもいい環境です。でもまわりの集落はどんどん人が少なくなり、今でも限界集落です。そんな村ですが景色や雰囲気はとてもいいんです。だからこれからは移住したいと思う人たちが増えるように、新しいコミュニティーを作って行きたいなと思っています。そして村で安心して暮らせてみんなが生業を持てることをつくれたらいいなと思います。
幸い町にも近い田舎なので、外で仕事をすることも可能な環境です。だから焦らずに僕たちも楽しみながら村に関わって行けたらいいなぁと思っています。
 
嬉野のアトリエ
 
父と藤田さん
家の中身は建築家の兄の手により、全く今とは違う、住みやすいインテリアに変わります。ダルマストーブで薪を燃やすような、そんな場所に変えてくれるそうです。昨日は挨拶周りの日でしたが、もともとのきっかけを作ってくれた自然農法を行う藤田さんも一緒に来てくれて、早速軒先でこれからの新しい取り組みの打ち合わせをしました。
 
秋には建物の中身も出来るかなという感じだと思いますので、出来たらまず友達を誘ってBBQをしたいなぁと思っています。

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