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活動にかかる毎月のコストのこと

2017年5月6日 at 08:58

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限界集落で色々と活動するためには、当然コストもかかってくる訳で、名古屋から三重県を行き来しながら活動することになると、それなりに経費についてシビアに考えなければいけません。古民家を安く買い上げれば活動できる訳ではなくて、どのくらい毎月かかっているかを計算してみました。

1.借入金について

このプロジェクトのスタート予算は300万円と決めていました。建物の取得に200万円、そのほかの経費で100万円という割り振りで300万円という感じです。実際は屋根の修繕や備品の購入などでこの300万円はほぼ残っていません。

  • 先行きがまだ不透明なこと
  • 僕の現在の仕事上、いきなり移住して張り付いて仕事をすることが不可能なこと
  • もし途中で何かあっても現在の仕事に影響しない範囲にすること

上記のようなリスクヘッジを考えてまずは少ない投資額で始めました。300万円はおつきあいのある銀行から借り入れを行い10年間で分割で支払うことになっています。現在は約30,000円/月の返済を行なっています。
 
会社が6期目に入り開業費の償却も終わったことで、今までの少し黒字体制から黒字体制に方向転換していきたいと考えています。少し黒字体制では当然会社に内部留保できないので、これからは黒字体制化して、納税することで内部留保を高めて場合によっては上記やそのほかの借入金を繰上償還して、次の投資に回していきたいと考えています。
 

2.移動コスト

だいたい毎週通うため、高速道路の料金とガソリン代は見ておかないといけません。高速道路(名古屋高速&東名阪)が往復約7,000円、ガソリン代が往復3,000円くらいなので、10,000円/週かかります。月に40,000円このあたりが結構バカにならないコストです。週末からだいたい父親が三重県に入っているので、僕は一人で行くときは電車で行くようにするとか、なるべく土日に行くとか、これから作業が増えるシーズンなので、少し工夫をしないといけないなと思っています。
 

3.その他

今は色々な方達が見学に来るタイミングなので、色々な経費がかかりますが、ざっくり月に30,000円くらいは見ておかないといけない状態です。他には機械を購入したり、修繕の材料代など、月にならすとだいたい20,000円くらいはかかっている感じです。
 
 
合計してみると、

  • 借入金返済 30,000円
  • 交通費実費 40,000円
  • その他経費 50,000円

 
合計高く見積もって120,000円の支出になります。改めて見てみるとやっぱり結構なコストなので、交通費やその他の経費をできるだけ圧縮することを考えないといけないなと思っています。地方に移住する方が増えて、安い金額が不動産を取得して店でも開いでのんびりと、と考える人も多いと思いますが、ある程度のことをやろうとするとやっぱりそれなりにコストがかかります。
 
継続していくためにはそれなりに稼働させないといけなくて、もともと地方に仕事がないから都会に集中した。僕たち世代は出稼ぎ世代ではないので、正直地方のことをよく知りません。だからどうしてもブルーオーシャンに見えてしまう。ゆっくり暮らすほどの需要すらなかったから現状があることはきちんと知らないといけないと思っています。
 
プロダクトを作るだけではもちろんお客さんが来るはずもなく、都会とのコミュニケーションや自分たちの作ったものを伝えて行く能力がないと、どうしても大変になってくると予想されます。現在は地方に対する予算がついているからなのか、ローカルメディアがとても増えてフューチャーされたりすることもありますが、やっぱり文化予算などをあてにするのではなくて、自分たちで運営する力をつけていかないと、都会でも田舎でもやっていけないと思います。むしろ田舎の方が難しいと思います。
 
これから地方移住は増えると予想されますが、行く前にシビアに「本当にやっていけるのか?」を考える必要があるんだと思います。どうしても行く前はポジティブな情報ばかりに目がいくので、前向きになるのですが、やっぱり継続して何かをするにはデメリットも把握しておかないと、Uターンすることにもなりかねないので、お金やコミュニティのことをきちんと知った上で活動するのが賢い選択だと思います。