僕たちが今できる「こども食堂」のカタチ


 
3月はじめから正式な春休みがスタートするまでの間、日頃からお世話になっている先輩方と一緒に「こども食堂」を開催しました。
 
急に学校が休校になり、世間のお父さんお母さんは急な対応を迫られて、たくさんの人が困っているんだろうという感じは色々なところから伝わってきていました。そんな中、飲み会の日程を決めているグループチャットでなんとなくこども食堂の話をしていて、そこから2日くらいで第一回目を開催することが出来ました。先日もとても素早い対応でしたねと数人の方から言っていただき、確かに振り返ってみると行動までの時間がとても短かったなぁと思いました。
 
やはりやった事がないことをすると、その場所で開催するのは危ないからやめてほしいとか、色々なご意見もいただいて、それも一つずつクリアしていけたのは凄いことだなぁと思います。何でも新しいことは想定外の事が起きる。でもやらないよりもやった方がいいというみんなの気持ちが実施に繋がり、私たち自身この取組みを通じて学ぶこともたくさんありました。
 
この取り組みには、クリエイティブプロダクションから鞍知on鞍知の蜂矢さん、アフリカデザインの柴田さん、OFFICE MUZZLE JUMPの高坂さん、Sunariの石原さん、スタジオアッシュの太田夫妻、そして元CBCアナウンサーで今はLIBRA代表の平野裕加里さんのメンバーで行いました。
忙しいメンバーが集まり、なんだか部活のように楽しくやれたのはすごく良かったなぁと思いました。
 

3月に4回の食堂を開催して、こどもたちから温かい励ましのお手紙をもらったり、お母さんたちから「本当にありがとうございました」と声をかけてもらう度に、少しでも力になれたらと始めたはずなのに、逆に僕たちが勇気づけられた気がしました。色々な意見があるなかでの開催でしたが、クラスターになることもなく無事終われたことに正直ホッとしています。
 
開催していた時期からすると現在の街中の状況は正直良くなくて、僕たちの気持ちとしてはもう少し安心して外出できる感じになってきたら、またこの食堂を再開したいと考えています。
 
今は少しでもこの状況が好転することを祈りつつ、自分自身で出来ることに取り組み、少しでも前を向きながら歩いて行きたいなと思います。
 




 
photo by 太田昌宏(スタジオアッシュ)

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