人の思考に思考する

インターネットでいろんな記事を読んだり、snsのタイムラインで知らない人のニュースをたまたま見て、見たニュースの記事がどうしても自分に合わないなと思う事がたくさんあって、なんでそう思うんだろう?とずっと考えていた時に思いついた言葉です。

思考に思考する。
ちょっと分かりにくいのですが、思考に影響されるのはいいと思うのですが、思考を思考するのはいい事でないと思いました。
自分で見たり、触ったり、感じたり、嫌な思いをしたり、自分の5感にダイレクトに訴えかける生の情報は、すごい重たいし、辛かったりする時もあります。でも楽しい事も同じだけ本当に楽しいなと思えるし、悪いものでもないです。インターネットの情報がすべての情報のハブになっている訳ではありません。情報自体に価値があった時代も確かにあったと思いますが、今はその情報自体に「体験」がないと価値が無くなってきた気がします。
だから思考に思考しても、体験がないので価値がない。思考から影響されて、それが体験に変わる新しいアウトプットになって初めて価値が出る、そう思っています。

なんでデザイン事務所なのにケータリングとかしているのか?と聞かれることがよくあります。
グラフィックデザイン、ウェブデザイン、○○デザイン。あまりカテゴライズせずに体験や経験をデザインすることで、色々な問題や課題を解決すること。そこを意識して仕事をしているので、その切り口でいうとデザイン事務所が料理をしたり、写真を撮ったり、グラフィックを作ったりしてもいいと思います。
ある分野ではスペシャリストで、ある分野ではゼネラリスト。プロジェクトに応じて自分の立ち位置を変えて行き、プロジェクトにおいて自分が何をするべきなのかときちんと考えていけたらいいなと思います。

話がそれてしまったのですが、人の思考に思考することを辞めて、本当の世界に出て行く事で気がつく事がたくさんあります。

この前食事会が終わった後に、先輩と二人で二次会に出かけて、ふらふら歩いて入ったお店の居心地がよくて、そこで夜中までずっと話をしていました。そのお店は食べログには載っていません。あと、僕はamazonでよく本を買いますが、たまにブックストアに入り本を探します。偶然の出会いがそこにあって、買う予定で無かったものをたくさん買うことがあります。自分で意図していない出会いに人は影響されるし、そこから新しい価値が生まれると信じています。

コントロール不可能な不安定な世界にいるから、その混沌から新しいものが生まれる。
いつまでも矢面に立ち、挑戦する自分でありたいなと思います。

毎年、年末年始で自社サイトのリニューアルなどを行っていましたが今年は読書の年末年始にしたいなと思っています。来年また新しいアウトプットが出来るように、色々と思考したいと思います。

 

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