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名古屋でデザイン事務所を始める時に必要だったモノ、コト(1)

2014年2月15日 at 13:32

何も無い所からデザインを始めたいと思っていても、多分なにから手をつけていいか分からないと思うので、そういう人のために簡単にデザイナーって言われる人が何を使って何をしているのかを書いてみようと思います。
※初心者向けなので、色々省いたりしますがそのあたりはご了承ください。

まず、一般的な僕みたいなデザイナーと言われる人は、グラフィックデザイナーやウェブデザイナーなど色々いるのですが、大まかに分けて

  • ホームページをデザイン
  • チラシやパンフレットや雑誌や広告などの紙媒体をデザイン

この二つに大きく分かれます。それによって使うツールも違いますが、主にphotoshopやIllustratorを使って作業をしています。今日は紙媒体について少し話をしようと思います。

最近は入稿データ(デザインを印刷する為のデータ)について、あまり詳しくなくても問題が起きなくなった(印刷所でフォローしてくれる所が増えた)ので、最近デザインを始めた人は細かいことを知らずに作業している人も多いと思います。多分透明データを扱う時に印刷所で不具合を起こしたり、そういう経験をしている人も少なくなって来たのではないかなと思います。でも厳密に色の管理をしたりする場合には、印刷のワークフローを知らないと出来ない事も沢山あるので、知っていないといけない事です。

まずは画像データの色について

  • RGB
  • CMYK

この位は知っているかも知れませんが、RGBは基本的にディスプレイなどで表示する為のデータでR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の3つで色を作っているデータです。美術の時間に習った、色を合わせていくと白に近づくというあれです。

もう一つCMYKはC(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(黒)の4色で作られているデータで、混ぜると黒に近づく、絵の具と同じ原理です。ということで、基本的に印刷ではインクを使うので、CMYKという色を持ったデータを扱います。

jpgは皆さん知っていると思いますが、このデータは基本的にRGBで作られたデータ(厳密にいうとCMYKも保持出来る)です。なので印刷データには使いません。基本的にはRGBの方が沢山の色情報を持てるので、RGBでデータを持っていて、必要に応じてphotoshopでCMYKに変換して使います。

ポストスクリプトという言葉を聞いた事がないかも知れませんが、その話も少しだけ。

印刷作業は最初は

  1. 版下データという印刷用の原紙を(素材を切り貼りして)つくる
  2. イメージセッタという機械でフィルムを出力
  3. フィルムを使って版を焼き付けて(簡単にいうと判子のようなものを)作る
  4. その版を印刷機に取り付けて印刷する

こんなワークフローでした。なので版下を作る時の文字も写植屋さんという人がいて、文字を出してもらっていたので、今みたいに簡単に直す事なんてできませんでした。なので文章を考える人は間違えたらヤバいので大変でした。

でも今は

  1. パソコンでデザインデータを作成(何度も直せる)
  2. CTP(コンピュータートゥプレートの略)という機械でいきなり版を出力
  3. その版を印刷機に取り付けて印刷する

という感じに変わっているので、極端なことを言うと、版を出す直前までデータが直せるし時間もかからなくなっています。昔は版下データを作ったら工程をさかのぼることが出来ませんでした。

ポストスクリプトの話に戻りますが、現在の奇麗な印刷物を作る為にポストスクリプトという技術が使われています。そのポストスクリプトに対応したツール(CTPなどもそう)を印刷所でも使っているので、僕らも使わないといけません。それがphotoshopやIllustratorといったツールです。ポストスクリプトを開発したのはadobeです。なぜみんなが同じツールを使っているかというと、要はそういうことです。つまり、後工程を考えた上の僕らのツールであり、作業です。

今日はここまでにしますが、デザイナーで印刷所に行った事無い人、最近だと結構いると思いますが、それは駄目だと思います。印刷会社によってもどうやって仕事をしているのか違うので、自分のワークフローをきちんと作っていくことはとても大切な事です。ぜひツールを触り始めたら、印刷会社に見学に行ってみてください。そうすると自分が動かしているツールの意味ももっと分かると思います。

ということで、僕は独学で仕事をしたのでいつも変なデータを作っていないかハラハラしながら作業してました。働いていた所で、他の人が作ったデータの作り方のミスで、印刷トラブルがおきて損害が発生していたのをみて、怖くなってまずは下のような本を買いました。デザインをする前に、安全なデータを作る事も非常に大事なことだと思います。レイアウトはそれからだと思います。

 

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