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最近どんな仕事でも心がけていること

2018年5月31日 at 08:07


先週の土曜日に、春のケータリングの現場が全て終わり、また秋に向けての準備をスタートしました。
 
僕たちのフードデザインチームはアウトドアウェディングなどの現場も多いので、気候が良くなる春と秋が一番忙しい。普段は別のプロジェクトを持つメンバーが集まっているので、月に2回ペースが色々フォローできる最大の件数。今はそのくらいがちょうど良いのではないかなと考えています。
 
このウェディングなどのフードデザインの仕事に可能性を感じ始めた時、今後この現場はどう変わっていくのかをずっと想像しながら動いていました。
今のような体制になった4年前くらいは、外でウェディングが出来るだけですごいことで、ブッフェを作って盛り上がれば合格点のような感じだった気がします。でもやっぱり色々インスタグラムとかSNSで情報がアップされだすと、もっと要望も増えてくるだろうと想像していました。
その辺りは思った通りで、やっぱりたくさんのご要望をいただく機会が増えてきました。
 
ただ現在のチーム、いなべ市のビストロ「シェ・スギ」さんとのコラボが軌道に乗ってきた時に、インフラ的にもスキル的にも、対応していくのが可能だと話をしていて、立食だけではなくて、どんな場所でも着席でお食事を楽しんでもらえる仕組みを作ろうと話をしていました。外の着席のパーティーでは150人くらいが上限になるだろうと、だからそこまで対応できるだけのインフラを整えようと今準備をしている最中です。
 
おそらく150人の壁を超えてくると、設備や色々な面でリゾートウェディングの方が、サービス的にもコストパフォーマンス的にもメリットが出てくるので、ひとまず上限を想定しながら今後の準備を行なっています。
 
中途半端な規模の時代、色々な不足をどう補うかとか考えすぎて、精神的に疲れてしまって辞めようと考えたこともありました。
 
でも色々とオファーを頂けて、協力をしていただける方々にフィーを発生させることができている。一生に一回というなかなか経験できない現場で、色々な方達と時間を共有することができている。こんなありがたい現場を、自分が大変だという理由だけで辞めてはいけないなと考えるようになりました。
 
 
少しだけ話しが変わりますが、思い出したので、触れておきたいことがあります。
今までたくさんお世話になったフードコーディネーターのフルタヨウコさんが今年の2月にお亡くなりになられました。
 
一緒に車でイチジクのさかいさんのところを回ったこと、いつもたくさんお土産をくれたこと、美味しいごはんを一緒に食べたこと、果物を送るとジャムにして送ってくれて逆にありがたいなと思ったこと、思い出は尽きません。
 
フルタさんのことは「北欧暮らしの道具店」のサイトで店長の佐藤さんがコラムとして書かれていたのですが、その文章を読んで僕もそんな仕事がしたいと強烈に感じたことがありました。
 
忘れないように、ここで紹介したいと思います。
 

フルタさんは私たちのサイトに、たくさんのレシピや文章という宝を遺してくださいました。
 
少ない材料で作れる。近所のスーパーで手に入る食材や調味料で作れる。
フライパンやボウルひとつと言った、限られた道具で作れる。
ひとつの料理でもアレンジすれば別の味として楽しめる。
 
「今日は料理したくないな」という億劫さに合理的な提案で寄り添い、ご飯作りに手をかけられていない自分への罪悪感を優しく溶きほぐしてくれるような、そんなレシピばかりだったように思います。
 
ぜひ料理家フルタヨウコさんが遺してくれた貴重なレシピの数々を、これからもお客さまの日々の暮らしのなかで活用いただけたらと願うばかりです。きっとフルタさんも喜んでくださるはずです。(私たちも作りつづけます)
 
※以上、北欧暮らしの道具店より引用

 
フルタさんのレシピが素晴らしかったのは、料理というのは「食べる人のことを考える」のは当たり前で、「作る人のこと」まで考えられていたこと。だからなんとなく滲み出る優しさを僕たち読み手は感じ取っていたし、それが美味しさに繋がっていた。
 

僕たちも色々な仕事をして行くなかで、サービスを提供する側とか、受ける側とか、そういう風に考えるのではなくて、関わる全ての人たちにとって、素敵だと思えるサービスやデザインを提供していけるような仕組みをもっと考えていきたいと思っています。
 
実現していた人が確かに存在した。だから僕らにもきっと出来るはず。
先輩に教えてもらった大切なことをこれからも忘れることなく、一生懸命に守って行きたいと思っています。