美しいものが美しい
前にもこのテーマを書いた気がしますが、去年の今頃に塩尻の民芸館に行った時に知った言葉です。SNSが発達した現代で、「何時、何処で、何人が使ったか」が価値のように思われがちですが、「無言で語りかけてくる物の美」という直感が今の時代には必要な気がします。面白いのは、これ自体が最近書かれた物ではなく、はっきりとは分かりませんが、インターネットが無い時代に書かれたものということ。いつの時代も本質的な部分は変わっていないのかなと思います。
去年これを見た時と今では、同じ物を見ても感じることが違う。同じ物を見直したり、聞き直すことは、新たな気付きを見つけるために必要な事なんだと思いました。
これだけ色々なツールが出てくると、ツールを使いこなす事が目的になる時があります。
でも大切な事は直感で感じないと、本当の目的にたどり着く事は出来ません。不便でも面倒でも、明確な目的とそれにたどり着く道筋が見えていることの方が大切だと思います。
「アクセスしやすく使い勝手が良いデザインがいい」と言うデザイナーもいれば、「大切なことはアクセスしにくく見にくくデザインする方がいい」という有名なデザイナーもいます。ただそれは方法論の話です。
やはり直感力を大切にして行く事が必要な気がします。
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