あまり効率やメリットばかり考えて動かない

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水まんじゅうとか、水のイメージが何となくあるからか、夏になると何となく行きたくなる場所が大垣です。先週スケジュールの都合でぽっかりと急に予定が空いた日にドライブがてら出かけてみました。春に仕事でよく通った稲沢の景色が何となく好きで、行きだけは稲沢を抜けて岐阜まで。目的地はタストリーコーヒーでした。
 
このお店は、お友達であるクラッチの蜂矢さんの会社がデザインのディレクションをしていたことから知ったお店ですが、何となく「コピーライターからコーヒーに転身」という経歴に惹かれるというか、僕も結果的に「経理マンからデザイナー」にキャリアチェンジした人間なので、何だか勝手に親近感を持っています。僕の中で「転職」と「転身」ではちょっと意味合いが違っていて、「転身」はキャリアを捨ててまで変わった人。そういう人に会うと、なぜそこまでしてその仕事をしたかったのだろうかと、とても興味が湧いてきます。だからちょっとお店に行きたくなるのかも知れません。
 
最近はインターネットのおかげで、割と人と関わることが簡単になりました。だからSNSで繋がって気の利いた事を書いていれば何となく友達っぽくなるというか、そう思う事って増えてきた気がします。だから「あの人に関わっておいた方がいいよ。」とか、メリットあるよとか、そういう邪(よこしま)な気持ちだけで動いている人が本当に多いなと、ある意味感心します。
 
でも、もしその人たちの事が大好きで応援したいと思うなら、その人に会いに行ったり、商品を買って応援してあげたり、そういうことの方が大切なのではないかなと思うんです。ちょっと話がそれますが、今の世の中は消費者のニーズに合わせてたくさんの商品が出てきています。とても便利な世の中です。でも、自然に出来たものまで商品化して人に合わせようとする事で、色々な不都合が出てきていることも事実。そしてそれによって僕たちは自分の首をも絞めようともしています。恐ろしいことです。
 
効率やメリットばかり考えていたらこの状態です。やっぱり、水は上から下にしか流れないし、生きる物は必ず死ぬし、太陽は昇ると沈む。こういう当たり前の事を当たり前のように考えられる人になりたいなと思うんです。自分の都合で流れを強引に変えるのではなく、きちんと上から流れてくるものを下で受け止められる人になりたいと思います。
 
だいぶ話がそれてしまいましたが、この記事を書きながらふと思い出したことがあったので折角なので書いてみました。トマトは甘いから美味しい。では酸味があるトマトは美味しくないのだろうか?牛乳は濃いから美味しい。濃くない牛乳は本当に美味しくないのだろうか?
如何に人にインプットされた情報が多いことか。非効率やデメリットにも、それぞれの味があって個性があるもんだと、それも真実だと思います。

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