この5年間で変わったこと

2020年2月17日 at 07:41


先日、語学スクールの餅つき大会へ出掛けた。
 
早朝から蒸し器や鍋を大きなキャリーケースに入れて新幹線に飛び乗り、そのまま新宿まで。蒸し器や鍋は去年から一緒に仕事をしている友達が貸してくれて、餅のつき方や蒸し方を丁寧にLINEで教えてくれたからとても助かった。
 
よくよく考えると餅つきをする為だけに新幹線に乗り東京に出かけるスタイルは、独立した頃にはとても考えられなかった。都会に出かけたら色々なものを吸収してこようと、疲れるまで出歩いていたのに、今では近所に出かけるのと変わらない感覚で関東に出向いて、そんなに無理をすることも無くなった。
 
独立してから8年以上が経ち、生活スタイルも考え方も、何もかも変化した。
 
特にこの5年間は英語を習い始めて、そのコミュニティーに参加させてもらうようになり、気がつけば英語に対するアレルギーもなくなった。外国人に英語で道を聞かれても大丈夫になっている自分がいて、積極的に自分たちの「村」から飛び出せるメンタルが育った。変化が楽しいと思えるようになったのも、多分精神的に自立できるようになってからだ。
 

ファッションの感覚が合わない、音楽の趣味が違う、食べものの好みが違うとか。
きっと以前の僕なら、こういう事に対して勝手に壁を作り、自分たちの考え方が正しいとか優れているとか勝手に思っていた気がする。でも最近は「違う」ことは当たり前で、他人がいいなと感じている「自分との違い」にもっと興味が出てきて、もっと知りたいと思える自分がいる。立場が変われば考えも変わり、その違いに優劣はなく、違いがあるだけと分かった途端に、見える景色が一気に広がった。
 
多様性を持とうと言った瞬間に「多様性という村」が出来て、自由になろうと言った瞬間に「みんなの思う自由」という定義に縛られる。社会って本当に繊細で複雑で理解するのが難しい。ただ言えるのは、自由って当たり前じゃないし、僕たちが普通に暮らしていることは決して「当たり前」ではなくて、莫大なコストや人の力があってこそ成り立っている。日本に住んでいるとそういうことを意識することなんてないけど、僕自身はいろんな人に触れ合い、価値観を共有したことで初めて気がついた。
 
会ったこともない誰かが作ったこのインフラの中で、僕たちは安心に暮らせるという恩恵を受けて育ってきた。今年は40歳になるのだから、次は僕たちがその会ったことのない誰かのために、何かを積み上げ始めないといけないんじゃないと思い始めている。そうやって過去から未来まで社会を繋がっているから、今僕はこうやって過ごせている。
 
なんでもいいから、少しでもいいから、どんなことでも良いから、自分以外の人のために時間を使っていけるように、そんな人生を歩みたい。