フードデザインのこと、グラフィックデザインのこと

2018年3月26日 at 07:16


3月は毎週イベントが続いている。
友人の結婚式から始まり、うかいミュージアムで開催されたバッカナールのフードデザイン、西尾市でのウェディングケータリング、そして今週末はまたうかいミュージアムでウェディングケータリング。平日は通常のグラフィックデザイン、写真や動画の撮影、パッケージ制作、エディトリアルデザイン。
 
食事もほんとはダメだと思っているけどデスクでデータをアップロードしながら食べていたり、まさに分単位のスケジュールをこなす毎日。それでもなんとかやっていけているのは、ツールが発達したおかげ。
メールやSNS、スカイプやチャットツールのおかげで訪問することなく仕事が進むことも増えて、本当にありがたい時代だなぁと感じています。
 
会社が設立して7年目に突入しました。
スタートの時よりも仕事の量は増えていて、一つのものに使える時間が減って来ている。でも仕事の質はこの1年くらいでグッと上がって来た気がして来て、作業時間もだいぶ少なくても、アウトプットできる様になって来ました。これが経験というものなのか、よくわからないのですが、最近はダラダラと時間をかければいいものでもないのだなと思う様になりました。
 

デザイナーという仕事は、僕がこの仕事に関わる様になった約10年前から様変わりしていて、デザインという手段で社会にコミットしていくには、社会の仕組みについてより学ばないといけなくなって来ている気がします。
 
何かを行う場合、誰に何をどうやって承認してもらわないといけないか。そのモノゴトが行われている背景を知って、今自分がどのレイヤーで仕事を行なっているかを明確にする。それを踏まえてデザインというビジュアルや仕組みをアウトプットして結果を出さないといけません。
 
大きなイベントや企画に関われば関わるほど、そういった手続きを慎重に行なう必要があって、意外に僕たちデザイン業界はそういった部分の仕事とは遠い位置にいることが多いので、ビジネスでは当たり前のことを知らない人が多い気がしています。
 
より世の中が複雑になって来ているので、学ぶことが増えてきていて、だからこそやらない事も作っていかないといけない。もう少しで40代になる僕たち世代は捨てていくこともそろそろ覚えていかないといけないんだと感じています。
 

最近はブライダルケータリングもありがたいことに増えてきていて、そのなかで色々な場所でやらせてもらえることが多くなって来ました。その中で僕が考えているのは、もともとあった昔ながらのブッフェをもうちょっと勉強して、懐かしくて新しい提案がしたいと考えています。
 
もともと器に盛り込まない大胆なレイアウトなどを瞬発的に思いついて、ある意味そんなデザインがきっかけに仕事をもらえることが増えたのですが、やっぱりそういうデザインも増えてきて、正直どこもかしこも似たような提案になってきている。だから僕たちチームでは新しく懐かしく、どうしたらもっとパーティーを楽しんでもらえるかを再構築したいなと思っています。
 

そんな考え方もあって、先日の土曜の現場は全てシルバーの大判や角盆、飾り台で飾ったり、チェーフィングを用いてホテルブッフェのような定番デザインで挑みました。
 
どこまでやるかはありますが、クラシックなデザインで、チームで動いているシェ・スギさんの正統派フランス料理をもっと前に出していって、カフェなどとは違う、クラシックメニューも取り入れていったりしたいなぁと考えています。
 
フードデザインの仕事は最初は自分で料理を作って、自分でサービスをしてから始まって、今ではチームになりディレクターに近い位置で仕事をしている。グラフィックも現場のデザイナーから始まって、大規模案件になればディレクターやプロデューサーとしてプロジェクトに参加して、予算やスケジュールもデザインと一緒に管理をしている。フードもグラフィックもスタートアップから成熟期までのプロセスは似ていて、続けている事で内容も成長してきている。
 
もう一歩進むためには次に何ができるのかを考えないといけないタイミングに来ていると思うので、3月はまだ落ち着かない日々が続きますが、4月に入ったら少しだけ時間をとって、これから先のことを考えてみたいと思っています。