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Slow Fiber Studioでのランチケータリングが終わりました

2016年5月26日 at 06:50

料理を楽しむゲスト

伊藤さんの器で玉露を楽しむ

毎年恒例でやらせていただいている、有松で開催されるスローファイバースタジオでのランチケータリングが無事終了しました。年々忙しくなっている実感があり、その中で同じクオリティをどうやって出していくのかはとても大変な作業でした。それでも何とか終了してほっとしています。
 
ずっと走り続けているので、ほんの少しだけ休憩したいと思う部分が本音なのですがまだタスクが沢山残っているので、もう少し走ろうと思っています。
 
毎年同じ事を行っていても感じる事は違っていて、ここ最近では年々落ちていく体力にどう向き合って行くのかとか、気力を保っていくにはどうしたらいいのかと、とても考えるようになりました。
色々な方からは「まだ若い」と言われても、自分の体力が確実に落ちているのは自分自身がよく分かっていて、これからはどうやってみんなと協力しあって一つの事に取り組んでいくのかと真剣に考えたいなぁと思う毎日です。
 
さて、スローファイバーで感じた事が沢山あるので、写真とともに記しておこうと思います。
 
料理を作る事。
ある意味だれでも行っている事をどうやってデザインしていくのか、僕たちだったら何をするのか。そこが求められている部分や課題なのかと思い、いつもこの企画に参加しています。
今回で4年目になりますが毎回同じテーマでデザインを行っています。それは、
 
「食に関わる全てのストーリーをデザインすること。」
 
つまり、食というものは食材や料理人だけでなく、器や空間、余韻などもすべて大切な要素として、ひとつずつ丁寧にストーリー化する事を重点に置いています。地元の陶芸作家さんが作った器に地元の食材を使った料理を盛りつけ、作家さんがゲストに器の話をしながら食事を楽しんでもらう。そうしてもっと知りたいと思ったゲストは作家さんの工房まで行けるようにする。
このスローファイバースタジオではその一連の流れ全てがフードデザインと思い取り組んでいます。
器のコーディネーターとして日笠真理さんに協力して頂き、瀬戸や常滑の作家さんのコーディネートを行って頂き、瀬戸赤津焼の加藤さんや常滑焼の伊藤さんに器をお借りしたりと、沢山の方の協力があって一つのデザインが完成しました。
 
正直、このデザインを最初に考えついた時は、勝手な事をするなと言われると絶対に言われると思いました。でも、せっかく海外から有松にゲストを招くなら、ただのランチより思い出に残るストーリーがあったほうが良いと思って提案しました。そんな企画も4年間も続いて本当に良かったなぁと思っています。
 
この形でのスローファイバースタジオはひとまず一段落だそうです。振り返るとフードデザイナーとして少しは貢献出来たかなと、いま少しだけほっとしています。
 
地域の産業を盛り上げたり、伝統を守る事はそんなに簡単なことで無いと思います。だからと言って何もしない訳にも行きません。産地の方々が本当に前向きに頑張っている姿をみて、これからも応援出来ればいいなぁと感じています。
だからこそ、僕らも出来る事をもっと増やして、もっと前向きに取り組んでいきたいなぁと感じています。
 
地元の新鮮な野菜

ポテトとローズマリー

ソイミートを使ったハンバーガー

鮎の山椒煮

日笠真理さんも手伝ってくれました

伝統工芸師の常滑の伊藤さん

歴史を感じる工房

和菓子を楽しむゲスト

ゲストからのプレゼント