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僕が考えているフードデザインという仕事

2018年2月9日 at 06:36


 
うちの会社は2018年1月から7期目に突入しました。
 
思えばいろんなことがあったなぁと、しみじみ思いだすのですが、振り返ってみるとここ3年の変化が激しかった気がしています。ケータリングの幅が広がり、ほぼ全てクライアントさんと直接関わるデザインの仕事に変わり、撮影の仕事も増えて、フードデザインという形で仕事をやらせてもらえるようにもなりました。
 
特にケータリングは、ここ数年で100名以上といった割と大きめな仕事もいただけるようになり、その経験を活かしてイベントなどで色々な取り回しをしたりと横展開するような仕事が増えてきています。
カフェでメニューを考えたり、料理を作ったり、写真を撮ったり、パッケージを作ったり、ケータリングしたり、イベントを企画したり、商品開発に携わったりと、本当に色々やらせてもらえるようになって、ありがたいなぁと感じています。
 
僕がこの仕事に憧れていた約15年前くらいだと、デザイナーという肩書きに憧れて、いかに尖ったことをやるかとか、目立つかとか、個性出すとか、そんなことばかり考えていました。でも気がついたら、そもそも尖るとか、個性出すとか、どうやるんだろうと、全く逆のことを考えている自分がここにいます。
 
現在の僕はフードデザインもグラフィックデザインも同じアプローチだと考えていて、
「料理人や編集者が自分が尖ったことをやりたいとか、目立ちたい」を目的に考えてしまうと、結局その人が作るものは全部同じアウトプットになってしまう。だから食材を料理したり、情報を編集することで一番大切なものは「その素材を活かす」ことであり、「良さを引き出すこと」だと考えています。
 
ブランディングイメージを統一しましょうとか、本当に聞こえ良く感じるのですが、実はとても難しい。
ビジュアルをまとめたりすることはやるかやらないかですが、好きでもないことを無理矢理やらせて、イメージだけ統一しましたでは、見た目はいいけど美味しくないものを作っているのと同じことになってしまいます。
粒が揃ってなくても、酸っぱくても、傷ついていても、それを良さとして捉えて、料理や編集をするスキルが必要だし、僕たちはそれを求められているんだと思います。
 
家での料理は、来た食材はどうやって料理しようか、フェンネルはバンバーグに入れてみると美味しいかなとか、この野菜は甘いからシンプルに塩だけでも美味しいとか、この器にのせるとちょうどいいとか、ある意味で仕事のトレーニングのようになっています。
 
なかなか時間もないので、手の込んだことはあまり出来ませんが、「その素材を活かす」ことであり、「良さを引き出すこと」を忘れないように、普段からそういうことを考える時間をもっと作っていきたいと考えています。