限界集落で何かをするために気をつけないといけないこと

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三重県松阪市での古民家を使った新しい取り組みについて、約半年間色々と進めてきましたが、やはり色々なことが起きるなぁという実感で、折角なので田舎でのプロジェクトでどんなことが起きて、どう対処しているのかをきちんとまとめていこうと考えました。
ここでは地域のコミュニティについては取り上げないつもりです。正直僕たちもまだ何もできていない状態で、地域の方達とのコミュニティを語れるだけの情報もないことと、場所によって地域性が分かれると思いますので、あえて取り上げません。

●取り上げていくテーマ

  1. 土地に関すること
  2. 食品加工に関する保健所の手続きと排水について
  3. 都会の人と地域の人との協業の難しさ
  4. 活動にかかるコストのこと
  5. これから考えていること

この前、友達に「ビジネス的な視点なんてないと思っていた。」と言われて、そう見えるのかと気がつきました。僕の考え方の基本的な大前提として「やる意味があるのかどうか?」がとても重要です。限界集落にわざわざ毎週のように足を運び、事務所が借りられるくらいの経費と、休日返上で作業をしている一番の目的は、デザイン業の特徴である「受託案件」という仕組みから飛び出したいという想いがあります。
 
受託案件が悪いわけではなくて、実際に事業を行なっている人たちは「商品を自分で開発して自分で販売する」プロセスで仕事をしていますが、僕たちはその一部を任されてプロモーションなどのお手伝いをします。デザインワークを行う僕らは、グラフィックデザインだけで事業の全部を仕切ろうと思っても無理があります。自分たちが担当している箇所の幅の広さがわからないと、本当の意味でお客さんのサポートをすることは難しいと思います。
 
どんなに小さな規模でも受託案件以外の自分で発信するプロジェクトを運営することで、仕事の幅が大きく広がると考えています。自分で責任を採ってみて分かることは本当にたくさんあります。そのわかったことを更に受託案件にもフィードバックして、よりよい仕事をしていきたいと考えています。
 
色々想いがあってもやらなければ意味がありません。
行動は想いを超えて、想像もしなかったステージに立たせてもらえると信じているので、色々な困難にも果敢にチャレンジしていきたいと考えています。これから少しずつ情報を更新していきます。

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