トラックに乗って木材を運びながら考えたこと


 
月曜の夜、打ち合わせでは脱線して楽しい話で盛り上がっている加藤さん(クライアントさん)からお声がかかり尾張旭へ。倉庫移転に伴って処分する建築用の木材を持っていってもいいですよとの、温かいお言葉に甘えて、たくさんの木材を三重県に運んでました。
 
積み込みは加藤さんの会社の方達がやってくれたのですが、降ろすのは翌日に埃だらけになりながら一人作業。意外にベニヤ板なども重くて大変でした。
 
色々やっているけど、なかなか新しいことを軌道に乗せるということは色々な意味で簡単ではないけれど、やっぱり普段仕事をきちんといただける環境を作りながら、新しいことにチャレンジするのが、精神衛生上もいいかなと感じています。
 
普段忙しくしていると、なかなか先のことを考えることが難しい。でも僕の経験上、上手く行かなくなったときに先のことを考えるのはもっと難しかった。会社が行き詰まってくると自分の生活のことまで考える必要がでてきて、そんな中で先のことなんてとても考えられません。だからどんどん一歩先に手を打っておきたいと思って日々活動しています。
 
一昨日もデザイン業界の先輩と夜ご飯をご一緒していた時に、60歳でこの仕事ができるのかとか、先の話をしていました。20年前はウェブの仕事なんて今の様な業界ではなかったし、写植は業界から姿を消しました。この変わっていく世の中にどうフィットしていくかを考えると、デザイン事務所は何をデザインするのかをあまり定義することなく、時代をデザインしていくという想いで活動した方が、ルールにとらわれずに済む。
 
何を変えずに何を変えるか。
やれることではなくて、何が必要か。
楽しいこと、やりたいことは何か。
 
たとえ儲からなくてもいいから、一生でやりたいことが見つかると、人は幸せになれるんだと思います。だからそういうことをずっと探していきたいなぁと考えています。

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