ずっとこれから仕事を続けていくために、僕たちが考え続けないといけないこと

2020年5月23日 at 08:17


先日、三重県の大台町を訪問した。緊急事態宣言も解かれていたタイミングだったが、街の飲食店などは閑散としていて、もう少し活気が出るには時間がかかるんだろうなと思った。
大台町への訪問は、去年の青山ファーマーズマーケットで開催された「Tea for peace」で偶然知り合ったMichaelさんがオーナーを務めるゲストハウス「Tea field Villa」を、見学させてもらうことが目的だった。去年三重で再開しようとfacebookを交換して、再会できたのがとても嬉しくて、こんな外出宣言だらけだったタイミングも重なってやっぱり自分のフィールド外に出ていくことの大切さを実感した。
 
ゲストハウスを見せてもらって、少し大台町のあたりのスポットを案内してもらいながら、観光のことや地域の事、いろんな事を教えてもらった。お互いにティーファーマーということもあって、お茶をこれからどうやってプロモーションしていけばいいのかなどアイデアを交換して、参考になる部分もたくさんあった有意義な時間だった。日本人よりも日本のことを知っているというか、良さを見抜く力が強いというか、Michaelさんは勘所がとても良いなと思った。
 


 
さて、僕たちは今回のコロナ禍でいろいろな生活様式が強制的に変わったり、先行きが不安になったり、普段はあまり考えなくてもいいことを考える時間が多かったような気がする。
 
どんな仕事をしているのかで受けた影響は違うと思うけど、僕は今のところ運良く特に影響もなく毎日を過ごしている。むしろテレワークが進み実現したかった仕事の仕組みづくりが一気に進んだ。仕事の効率も上がりコミュニケーションも円滑になり、新しいプロジェクトもたくさん発生して忙しくしている。でも、そんな中で僕が一つ心がけていることがある。
 
確かに僕は今回運よく平常運転しているけど、恵まれている責任みたいなものもあるなと思って、自分の周りの困っている人をデザインで助けられるなら協力したいと思って、いろいろな活動を行っている。いろいろな人の話を聞くと、やっぱり僕たちは恵まれているなと痛感したし、何か少しでも出来ることがあるならそのために時間やお金を使ってみようと思っている。
 
それは決してボランティアをしたいということよりも、困った時はお互い様だし、逆にもし僕たちが困ってしまったら誰かに助けて貰えるといいなという想いがあったりする。半分は自分のことを考えて、半分は他人のことを考えられるバランスをこれからも保っていかないといけないと思う。
 
これから長く仕事をしていきたいともちろん考えていて、そのために移住の準備とかもいろいろ行っている。今年中に動きたいと思ったけどスケジュール的に全然無理になってきたので、来年中に体制を整えるように予定を変更した。だから少なくとも1年半は名古屋にいるつもりでいる。
 
あと、これからテレワークが進むことで僕たちのようなSOHOの良さというものも段々と薄れてくる。僕はSOHOにして固定費を圧縮することで設備投資を積極的に行い、お客さんに新しい価値などを提案できたらとずっと思っていた。でもみんながSOHOになると逆にドアtoドアで行ける、息抜きにもある楽しいクリエイティブスタジオがあってもいいかなと思っている。そういう意味で今計画している撮影も制作も料理もできる総合スタジオは意図せず時代の流れに合ってきた。
 
20年間仕事をしてきて感じたことや体験したことを全てまとめた究極の折衷案を作ろうとしているけど、家具、照明、音楽、匂い、雰囲気、利便の良さ悪さ。そんな細かいディテールを一つ一つ詰めていくことでいいスタジオができると信じている。
 
まだまだやることだらけだけど、先を見据えて少しずつ前に進んで行けたらと思う。