sohoがもたらす、メリットとデメリット


ここ最近、働き方について話すことが多くなってきて、話をしながら自分の環境を再確認しながら、いいこと悪いこと、これからどうするかなど、色々考えています。
 
僕は三重県の古民家は別として、普段はSoho(small office home office)での活動です。このsohoという言葉は僕が高校生の時に「これからはそういう時代になる」と情報処理の先生に教えてもらった覚えがあります。高校生のころだから今から20年も前。
 
あの頃とは本当の時代も変わり、なんだか自分がそんな働き方を選択していることに不思議な感覚もありますが、インターネットのおかげで本当にどんな場所でも仕事ができるようになりました。でも田舎と都会の二重暮らしをしていて、どんな場所でも仕事ができるというのも、合っているようでそうでない部分もあるなぁと感じています。
 
6年くらいこのスタイルで仕事をしてきて、sohoで一番いいなと感じているところは、移動時間がないところ。特にうちは名古屋でも中心街に近いので、打ち合わせにも出やすい。名古屋駅は地下鉄で約10分なので本当に便利です。(家庭があって子供がいると、そうはいかないかも知れないけど…)僕のようなデザインの仕事をするなら、都会でsoho形態をとって、ひと部屋仕事用として使うという選択は便利でオススメだなと思います。
 
あとは宅急便の受け取りとか、思いついたらすぐ仕事に取り掛かれるとか、お客さんが来るので部屋が汚れないとか。こう書き出すと結構色々メリットがあります。
 
デメリットは今の所、動かないから運動不足になることくらいです。
 
これからのフリーランスデザイナーは仕事と遊びの境界線を無くしていき、全てを楽しむことを考えた方がいいと思っていて、どんなことでもプラスに捉える環境づくりが大切だなぁと思っています。
 
普段はmacの前でデザインワークをするし、現場で写真撮影もするし、イベントでフードデザインもするし、古民家で遊んで新しい仕事を生み出そうとする。今のような仕事をする前には、好きなことをして暮らしたいと思っていたけど、意外に結構できている。思ったことは形になるなぁというのが実感としてあります。
 
15年前はデザイナーならマイオフィスを構えないと大きな仕事が来ないとか、オフィスを構えると仕事が舞い込んでくるとか、冗談のようなジンクスをよく聞きました。前はひょっとしたら本当にそうだったのかも知れませんが、時代は変わりました。これからはどんな拠点でもアウトプットする手段を持っていたら表舞台に立てる環境が世の中的にも整いました。でも、だからこそ色々なものが透明化されて嘘もつけなくなってきました。
 
正直な人にはいい時代になってきたこの時代なんだから、一生懸命ハリボテを拵えるのではなくて、実際に意味のあるクリエティブをしていきたいと考えています。

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