諦めず、腐らず、前を向いて、一歩踏み出す大切さ。

2018年4月4日 at 06:53


新卒の方々が入社するこの時期には、慣れないリクルートスーツを着て歩く姿をよく見かける。
高校を卒業して就職した僕も、19年前は同じような感じだったんだと、なんとなく自分のあの頃と比べてしまって、なんとか頑張って欲しいなぁと思ったりします。
近所のやんちゃな学生の子が急におとなしいスーツ姿に変わったりするのを見て、社会って学生時代とは全然違う仕組みで動いていて、適応するのも大変だなぁと感じたりもします。
 
僕は勉強が好きではなくて、テストは苦痛でしかなく、会社に行くと勉強をしなくていいし、テストもないから嬉しいなと思っていました。でもいざ入社すると休みは少ないし、給料も思ったよりももらえる訳ではないし、急に選択枠が狭まった感覚に陥った記憶があります。
 
学生時代に「社会に入ったらこれをやろう!」と思っていたこともいつの間にか忘れて、日々をこなす過ごす人生に変わる。社会はこういうものだと先輩に押し付けられて、いつの間にか自分もその先輩になる。
 
僕は20歳くらいの時はカフェをやりたいと思っていました。だから理想のカフェに出かけて、そこの空気を吸って、いつか自分もあんな素敵なスタッフに囲まれて過ごしたいなぁと思っていました。
毎週そんな理想の場所に出かけては「自分は同僚とは違って、もっとアンテナが高い人間なんだ」と言い聞かせて、日々を過ごしていました。
でもそこに行ってもその人たちになることはできない。今考えると当たり前のことだけど、理想の姿を目指すなら一歩を踏み出さないといけません。それに気がつくのに5年もかかりました。
 
実際に電卓を叩く生活からフライパンを振る生活に変わってみたら、楽しかったけど思っていた以上に大変で、そんな甘い仕事ではありませんでした。でも一生懸命やってみて色々と感じることがたくさんありました。
 
今はデザイナーという職業だけど、僕のキャリアは26歳くらいからで、とても遅いスタートでした。あの頃は業界新聞の小さなモノクロの広告でも掲載されるのが嬉しかった。本屋さんまで見に行っていた。その時は自分が肯定された気分になったことを覚えています。
 
当時は無いお金を叩いてeosのデジタル一眼レフを買ったり、レンズを買ったり、macを買ったり、それを使ってなんとか作品を仕上げて、少しのフィーをまた新しいことに投資して、気がつけばsohoのアトリエもなんとなくデザイン事務所っぽくなりました。
 
もしもやりたいことがあるなら、諦めず、腐らず、前を向いて、一歩踏み出す大切さを知った方がいい。
ゼロをイチにする行動の繰り返ししか前に進む方法はなくて、同じ空気を吸ってても足を踏み出さないと前には進まない。
 
リスクを取って前に進む人にしか見えないモノゴトがあって、最近少しだけその意味がわかってきた気がするので、もうちょっと進んでいけるように、僕自身もっと頑張りたいと思っています。